栃木はイチゴの王国だったのだ
以前、栃木県のお土産に「ドライトチオトメ」を頂き、とても美味しかったので、今月、宇都宮に取材に行った際、物産館で探し出して買って帰りました。
「ドライトチオトメ」とは栃木県の特産いちご「とちおとめ」を使った6次産業の加工品です。栃木県ではお菓子やジャム、アイスクリームなど、とちおとめを使った加工品が数多く生産されていますが、この「ドライトチオトメ」は、とちおとめ100%の完全無添加食品で、新鮮ないちごの風味がそのまま味わえるスグレモノ。食物を工業的に乾燥させる方法としては「フリーズドライ」という言葉を良く聞きますが、この「ドライトチオトメ」では「ヒートドライ」という乾燥製法で加工されているのだそうです。
「ヒートドライ」製法とは
「ヒートドライ」とは聞きなれないので、Webでドライトチオトメを検索してみたところ、栃木県の活性化を目的とした地場産業活性化や企業支援を行っている「(株)トチギのチカラ」という会社が開発したオリジナル技術なのだそうです。なんと約1ヵ月もの時間をかけて、じっくり水分だけを抜き取り、約1/10の分量に凝縮させるという手の込んだもののようです。
詳しくは企業秘密とのことですが、従来のフリーズドライ製法のように細胞の組成が壊れないので、採れたての新鮮な味と香りがそのまま残るところが大きな違いだとか。
「旬の短いとちおとめの美味しさを、沢山の人に、一年中味わってもらいたい!」という農家の想いがぎゅっと凝縮された自慢の産品。私も、その想いを噛みしめながら、じっくり、大切に味わってみようと思います。
「ドライトチオトメ」についての詳しいインフォメーションは下記のサイトよりご覧下さい。
http://www.tochigino.com/contents/category/dry-tochiotome/
(by A.T.)