先月の初旬、仕事で北海道の音威子府(おといねっぷ)村へ行ってきました。音威子府村は、道北地方にあたる上川地方の北部に位置し最北の地、稚内から車で南に下って約2時間半の距離にあります。人口が800人余り(平成26年)の北海道で一番小さな村として知られ、総面積の8割が山林という、深い緑に囲まれた自然豊かな美しい場所です。
道内でも有数の豪雪地帯としても有名で、12月から3月の平均気温は-6度以下。酷寒時には-30度以下にもなるそうです。
拠点となったのは、音威子府住民保養センター天塩川温泉。天塩川を目の前にした露天風呂があり日帰り入浴もできる宿泊施設です。道北エリアの観光拠点として人気で、地域に住む人たちの交流の場にもなっています。温泉は神経痛や筋肉痛、疲労回復に効能があるとされ、身体の芯から温まります。
音威子府村の基幹産業は農業と林業。農業については畑作と酪農が中心で、特にそばは道内有数の産地です。
音威子府で食べるそばは、そばの実だけでなく皮もまるごと挽いて粉にするため、他のそばに比べて黒いのが特徴。歯ごたえと独特の風味があります。そば好きの人は、ぜひ一度食べていただきたいものです。
さて仕事を終え、途中休憩で立ち寄った名寄の道の駅で、ひまわりが見頃だという情報をキャッチ。道の駅から近かったため、ひまわり畑まで足を伸ばすことにしました。
鮮やかな黄色が眼にまぶしい、ひまわり畑。調べてみると、名寄市では観賞用やひまわり油など、500万本を超えるひまわりが栽培されているそう。映画のロケ地にもなっていて、咲き誇るひまわりを眼に焼き付けようと、大勢の人が訪れていました。
仕事で行った北海道でしたが晴天にも恵まれ、最後に良い思い出ができました。